『境界例(ボーダー)被害者』脱出記録 *ボダ子さんとのことを整理
他の友人とのつきあい方が変わっていきました。
最終的には友人への非難の言葉を聞いても違和感がなくなり
ボダ子さんの言うことを信じ、取り込まれた状態になりました。
怖いのは、「そうなのかな?」と思わせるようなことを積み重ねて
じわじわと追いつめていくところです。
さりげない疑問が、ボダ子さんの言葉でどんどん強化されました。
ボダ子さんの思うように誘導されました。
以下、洗脳されていく過程の整理を試みます。
1)第三者を非難する
こきおろす。自分が傷つけられたと吹聴する。
私を裏で傷つけようとしていると非難する。
など、ボダ子さんと私以外の第三者を攻撃することで関係性に影響を与えていました。
2)私の話は受け流す
初めは、ボダ子さんに他の友人のことを非難されると
「そんな子じゃないよ」
「そんな気はないよ」
と違和感を覚えて、訂正していました。
勇気のいることですが、友人との関係をけなされては
たしなめるのは自然な行為だと思います。
なぜベンフランクリンは100ドル紙幣にある
しかし、これを受けてボダ子さんが持論を改めることはありませんでした。
3)情に訴える
そして、「いかにその友達たちが私にとってよくないか」
「友人の行動が私を苦しめているように見えるか」ということを、
"こんなにあなたのことを思い遣ってあげている"という感情を込めて訴えられます。
時には、さりげない話題の中にひそませて忠告されます。
4)相手の悪意をねつ造する、拡大解釈する
「その子達は自分でも気づかずにそういうことをしてる。それこそ傲慢だ」
と、相手の無意識の悪意や汚い心を非難されているうちに、
「そんなつもりはないと思うんだけどなぁ〜?」
「でも、そこまで言うなら…」
「本人は気づいてないけど、そういうところあるのかなぁ?」
と自信がなくなり、こちらは意見を主張しなくなります。
衝撃、怒り、拒絶、受け入れ
5)傷につけ込む
こちらが一つ一つ訂正せず、話を聞くようになったら
「みんな辛い思いを味わったことがないから、成功しているから、
しんどいココナツサブレのことを理解しようともせずに
ああしろこうしろと励ましを押しつけているけれど
それは弱ったココナツサブレを傷つけている行為。」
など、こちらの大変な現状やつらい気持ちを切り口にした話になりました。
そう言われると、たしかにしんどい時に励まされるのは辛くもあるので
たしかに理解されていないのかな…と、思いました。
6)自分を売り込む
そして、"辛い私だからあなたのことが分かるの!こんなことがあってね…"
自分のしんどかった話を押し売りしてきました。
7)相手の心を揺さぶる
「ココナツサブレも、友達が大事と思うから自分の本心に気づけてない」
「我慢しないで、もっと自分を大切にしてあげて!」
と、心から私を思い遣っている様子で訴えられます。
そうすると、自分の感情に対しても、
『知らず知らずのうちに傷ついてるのか?嫌な思いをしてるのか?』
と疑いが生まれます。
カザルスは、彼らが何であるかを彼らに教える
8)報酬を与える
次に会う時、ボダ子さんに言われたようなことを意識してしまって
だんだん「やっぱりそうなのかなぁ…」と印象が変わってきて、
やがて「距離を置くことにしたよ」というと
それはいい!!!と大喜びされ、ベタ褒めされる…というサイクルでした。
私は女なので、スキンシップはほとんどありませんでしたが
疑似同性愛関係的な(恋愛関係に似た)閉鎖的な二者関係が出来上がりました。
私は、ボダ子さんの彼氏の感性で理解できない部分を受け止める、
『補助彼氏』のような役割でもありました。
9)取り込み完了・二者関係成立
「ココナツサブレのことを分かってあげられるのは私だけ」
「ココナツサブレの一番仲の良い友達は私」
「ココナツサブレのことを一番気に懸けて世話を焼いてあげてるのは私」
「私のことを分かってくれるのもあなただけ」
と感情をたっぷり込めて訴えかけられて、
「こんな二人の世界はすばらしい」
という結論になりました。
10)タゲ一人確保
こうして、私は唯一無二のボダ子さんの思うような行動を取るようになりました。
ボダ子さんの当時の彼氏がボダ子さんに冷たくしたと怒りの連絡があれば、
代わりに連絡して「どうしてそんなことするの?」と説得を試み、
「○○にこんなことをされた!傷ついた!」と憤りの連絡があれば、
言われるままに無視するようになり…。
人形ですね。怖いですね。
第三者から見ると、ウザいです、私が。
大まかな洗脳過程は以上です。
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