2012年5月16日水曜日

スティーブンス・ジョンソン症候群/Stevens-Johnson症候群/SJS/皮膚粘膜眼症候群


スティーブンス・ジョンソン症候群/Stevens-Johnson症候群/SJS/皮膚粘膜眼症候群
皮膚粘膜眼症候群
スチーブンス・ジョンソン症候群
(SJS)


5.治療方法
  • まず被疑薬の服用を中止する。厳重な眼科的管理、皮疹部および口唇・外陰部粘膜の局所処置、補液・栄養管理、感染防止が重要である。薬物療法として以下に挙げるものが有効である。
(1)ステロイド全身投与
  • 急性期にはプレドニゾロン換算で、中等症は0.
    異なると種類との皮膚やにきび
    5~1 mg/kg/日、重症例は1~2 mg/kg/日、最重症例はメチルプレドニゾロン 1 g/日(3 日間)から開始し、症状に応じて適宜漸減する。
(2)高用量ヒト免疫グロブリン静注(IVIG)療法
  • 重篤な感染症の併発が危惧される場合、もしくは重症例でステロイド療法との併用療法として、通常、5~20 g/日、3 日間を1 クールとして投与する。
(3)血漿交換療法
  • ステロイド療法で症状の進行がくい止められない重症例、もしくは重症感染症がある場合
(4)急性期の眼病変に対しては、眼表面の炎症、瞼球癒着を抑えて眼表面上皮を温存し、眼表面の二次感染を防止する。
  1. 眼表面の消炎
    • ステロイドの大量全身投与に加えて、眼局所にもステロイドを投与する。ベタメタゾンあるいはデキサメタゾンの点眼(1 日4 回程度)が有効であり、炎症が高度な場合にはベタメタゾン眼軟膏を併用する。
  2. 感染症予防
    • 初診時に結膜嚢培養あるいは分泌物の塗沫及び培養検査を行い、予防的に抗菌点眼薬を投与する。菌を検出すれば薬剤感受性を考慮して抗菌薬を変更する。
  3. 偽膜除去
    • 清潔な綿棒に絡めとるなどの方法で、生じた偽膜を丁寧に除去する。(ただし偽膜除去の効果については一定の見解がなく、現在のところ偽膜は除去するのが好ましいという意見が多数をしめる。完全に除去する必要はないと考えられる。
  4. 癒着解除
    • 点眼麻酔下に硝子棒を用いて機械的に瞼球癒着を剥離する。
  5. 眼圧チェック
    • ステロイドを大量に使用する可能性があるため、手指法で眼圧を適宜チェックする


医薬品・医療機器等安全性情報No.
情報の滑液包炎
218(平成15年10月27日から平成17年9月30日
表1 SJS・TENとして報告された副作用報告の件数と転帰(専門家により医薬品との因果関係が否定的と評価された報告も含む)

期間

区分

SJS・TENとして報告された副作用報告の件数
(副作用報告全体に 占める比率)

SJS・TENとして報告された副作用報告の転帰
件数(SJS・TENの副作用報告に占める比率)[年当たりの件数]

回復・軽快

未回復

後遺症

死亡

転帰不明等

平成15年
10月27日

平成17年
9月30日


医薬品
全体


うち一般用
医薬品

905件(1.7%)
[472.2件/年]


61件

535件(59.1%)
[279.1件/年]


40件(65.6%)

56件(6.2%)
[29.2件/年]


2件(3.3%)

36件(4.0%)
[18.8件/年]


3件(4.9%)


副腎疾患の医師

95件(10.5%)
[49.6件/年]


4件(6.6%)

183件(20.2%)
[95.5件/年]


12件(19.7%)

平成13年
4月1日注1

平成15年
10月26日


医薬品
全体


うち一般用
医薬品

1,064件(1.5%)
[411.9件/年]


 58件 

702件(66.0%)
[271.7件/年]


注2

66件(6.2%)
[25.5件/年]


  

62件(5.8%)
[24.0件/年]


  

106件(10.0%)
[41.0件/年]


  

128件(12.0%)
[49.5件/年]


  

注1 医薬品・医療用具等安全性情報No.203を参照
注2 前回の医薬品・医療用具等安全性情報までは,一般用医薬品による副作用報告の転帰の状況は不明である

表2 報告の多い推定原因医薬品(医薬品別)

表3 報告の多い推定原因医薬品(薬効分類別)

 


薬効分類名

報告件数





抗生物質製剤

160件

解熱鎮痛消炎剤

135件

抗てんかん剤

86件

総合感冒剤

57件

合成抗菌剤

40件

痛風治療剤

37件

消化性潰瘍用剤

34件








総合感冒剤

36件

解熱鎮痛消炎剤

15件

耳鼻科用剤

2件

漢方製剤

2件




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